阿蘇の農家にホームスティー

 関東学院六浦高(横浜市)の二年生三十五人が八日、修学旅行で阿蘇市を訪れ、農家に直接寝泊りして農業を体験した。財団法人・グリーンストック(理事長・佐藤義興阿蘇市長)1999(平成11)年から企画。
 今年は関東、関西を中心に二十校、約三千五百人の中高生を受け入れる。六浦高の生徒は小里の水田約十㌃に、裸足になって入り、慣れない手付きで田植えした。水路の水をシャワー代わりにして、泥まみれになった体を洗い流す姿も見られた。
 生徒は八軒に分かれホームスティ。農家の人たちと交流した後、九日午前には阿蘇を離れる。同校によると、阿蘇での農業体験は希望者が多く、三年連続の訪問。女子生徒の一人は「田植えは初めて。秋には家族で再び訪れ、収穫もしたい」と大喜びだった。
 熊日新聞十字路5月9日分より抜粋