黒川温泉に旅館計画…

 アイレディース跡地にー全国で学生寮、ホテル事業などを展開する共立メンテナンス(東京都千代田区)が、阿蘇郡南小国町の黒川温泉に旅館建設を計画していることが十五日、分かった。同社では、「旅館の規模などについては現在、プランニング中」としている。
 同社によると、場所は、2004(平成16)年五月で廃業した「アイレディース宮殿黒川温泉ホテル」の跡地。敷地面積は約一万六千平方㍍で、昨年十月に収得した。 
 熊日新聞5月16日分より抜粋

かれんな白 山頂に

 阿蘇市荻岳でスズラン開花ー阿蘇市波野中江の荻岳(843㍍)山頂で、地元住民が植えたスズランが咲き始めた。阿蘇の五岳や九重山などを背景に咲くかれんな花が、訪れた人を和ませている。地元有志らでつくる中江スズラン
会(後藤光義会長)が、地域おこしにつなげようと1998(平成10)年、約二千株を持ち寄って植えつけた。毎年順調に増え続け、今年は約四万株が釣り鐘状の白い花をつけ始めた。
 熊日新聞5月15日分より抜粋

 

ラジコン飛ぶショー華麗に…飛行クラブ

 大阿蘇ラジコン航空ショーが十三日に、阿蘇市阿蘇観光牧場飛行場であり、愛好家が模型飛行機で華麗な技を披露した。阿蘇場外ラジコン飛行クラブ(松島安則会長)主催。
 ラジコン愛好家の技術向上と交流が目的で七回目。県内を中心に全国から四十人がエント、リーし、本物そっくりのプロペラ機、ヘリコプターなどが持ち込まれた。
 ショーでは、宙返りする「ループ」や翼を地面と垂直にして飛ぶ「ナイフエッジ」、急降下する「ストール」など、高度なアクロバット飛行も次々に披露、約千人の観客をわかせた。
 熊日新聞5月14日分より抜粋

南阿蘇えほんのくに…第2回誕生祭19日開幕

 コンサートなど多彩なイベントー昨年五月に誕生した「南阿蘇えほんのくに」の第2回誕生祭は十九日に開幕、二十七日までの九日間、南阿蘇地域で絵本にまつわる多彩なイベントがある。実行委(宮本孝志委員長)主催。
 熊日新聞5月12日分より抜粋

竹筒の巣箱にひな次々…ヤマガラ、シジジュウカラ

 佐藤さん夫婦20箱取り付けー十日から愛鳥週間ー。阿蘇郡南小国町満願寺では今年も、山小屋の持ち主夫婦と野鳥が”同居”中だ。ひなが竹筒の巣箱で育ち巣立ちまで、わが子のように温かく見守り、見送る。
 熊日新聞5月10日分より抜粋

阿蘇の農家にホームスティー

 関東学院六浦高(横浜市)の二年生三十五人が八日、修学旅行で阿蘇市を訪れ、農家に直接寝泊りして農業を体験した。財団法人・グリーンストック(理事長・佐藤義興阿蘇市長)1999(平成11)年から企画。
 今年は関東、関西を中心に二十校、約三千五百人の中高生を受け入れる。六浦高の生徒は小里の水田約十㌃に、裸足になって入り、慣れない手付きで田植えした。水路の水をシャワー代わりにして、泥まみれになった体を洗い流す姿も見られた。
 生徒は八軒に分かれホームスティ。農家の人たちと交流した後、九日午前には阿蘇を離れる。同校によると、阿蘇での農業体験は希望者が多く、三年連続の訪問。女子生徒の一人は「田植えは初めて。秋には家族で再び訪れ、収穫もしたい」と大喜びだった。
 熊日新聞十字路5月9日分より抜粋

オオルリシジミ 愛の舞

 環境省レッドデータブックで絶滅危惧Ⅰ種に指定され、県の指定希少野生動植物でもあるオオルリシジミが、阿蘇郡阿蘇村の草原で舞っている。
 黒い縁取りに鮮やかなルリ色の羽を持つオオルリシジミシジミチョウ科で、羽を広げた大きさは約三〜四㌢。阿蘇地域など全国でもごく限られた地域で生育する。
 四月下旬ごろから成長が出始め、五月上旬に草原に自生するマメ科のクララに産卵。幼虫はクララを食べて成長する。野焼きで広大な草原を維持することで、クララもオオルリシジミも守られているという。
 熊日新聞5月8日分より抜粋